もう一度中島健人を考えてみる。
アイドルの命は
ブリーチ!前髪!スキニーパンツ!
が信条の私は、謎の健人と紫耀というトニトニの幕開けと共に突然投下された爆弾の内容がドラマのW主演というさっぱり意味不明な展開になったことを「はぁ…」と少し引き気味に見ていました。
ドラマいいよ、嬉しいし。
しかしテーマが警察学校と言われた瞬間に打ち砕かれる期待。
きっと前髪は短いし、ブリーチなんてしてるわけないし、スキニーパンツなんて絶対履かないもんね…。
もしかして暫く黒髪?紫耀ちゃん、黒髪でいる?なんて気持ちで、ふたを開けてみれば黒髪短髪。
私は黒髪短髪教習所に通っていないので、世の女性が黒髪短髪を好む理由が一切分からないまま大人になってしまったが故、早く二人でヤンキー高校を支配する新米教師役をやってくれ。としか思っていませんでした。
でも観るよドラマは。だって顔がいいから。そんな無礼な事を考えていた私にある日突然やってきた…。
黒髪短髪の中島健人が私の視界にダイヤモンド級の輝きを放って登場した。
本当に自分でもさっぱり意味が分からない。
暇さえあればハニーゴールドの中島健人を何度も何度も惜しんでいたのに。
悔やんでも悔やみきれない程にあの色を愛していたのに。
いつもいつもそうだけど、ある日本当に思い出せもしない程唐突に頭の中が誰かで支配されるくせ辞めたい。
急上昇とかじゃない、直角に「好き」が上昇するくせ辞めたい。心臓が持たない。
キッカケは何だったかも思い出せない、でも急にある日突然「黒髪の」中島健人がたまらなく好きになった。
でもケンティーはアイドルオタクをする上で、Sexyを好きでいる上で「教祖」だから、好きとか嫌いとかそういう次元じゃない。
ケンティーはジャニオタの必修科目なんだから。
それなのに私はいつからか風磨ちゃんそっちのけで中島健人のことばかりを見ている。
いや、Sexyって結局最終的に箱推しにならざるを得ないし、風磨担だよ~とか言ってるけど、別に風磨じゃなくてもSexyが出てれば大体湧いてるわけだから、立派な箱推しなんだよ。
でも伝説の少クラ「スキすぎて」の白スーツ回の【反抗期を終えた風磨】に落ちた私。
風磨目当てで好きになったSexyなのにいつもいつも最終的には中島健人の話しになってしまう事に恐怖を覚えていた。
鑑賞会をしていても最後には健人と過ごす夏を求めてしまう。
どんなSexyを見ても、中島健人の部分で一時停止をしてしまう。
ケンティーのソロで休憩は許されない。
どれだけ他のメンバーの話をしていようと、今日の現場の話をしていようと、最終的に中島健人の話になってしまう怪奇現象。
Because of 愛
でもなぜか私は、中島健人を教祖ではなく「好きなアイドル」として見ている。と自覚した。
今までケンティー何か面白いことしないかな~って適当に見てた(ごめん)バラエティーも、「健人ちゃん今日もすこぶる可愛いね♡」とか思いながら見ている。
これは由々しき事態だ。
私はSexyの勉強をし始めた頃、イケイケの風磨担だったので、ケンティーガールズの「好きの形」が気になって仕方なかった。
風磨ちゃんはその辺にいそうでいない、だがしかし人間の男の子だったから。
でもケンティーは違うじゃん?
その辺に絶対いないし、人間のリアルな男の子ではないでしょう?
いや、アイドルなんてその辺にいそうな人だったらアイドルじゃないんだけど、ケンティーは別格じゃん。
メンタルも話し方もビジュアルも何もかもがおかしい。普通にその辺にこんな人がいたら怖いし、あの元祖王子様のミッチーですらもっと人間らしい所出してたよ?って私は思う訳ですよ。
だからケンティーガールズは、どういうスタンスで中島健人というアイドルを応援してるのかすっごくすっごく気になってた。
ただそれは私の中で、ケンティーを「性別:男性」と認識する能力がなかったからだということに気付かされる。
私は2日目の彼をまともに見られなかった。
Smile Up ! Project 〜おうちでできるSmileyカレー「2日目の彼」〜 中島健人
Smile Up ! Project 〜#Youごはんしちゃいなよ〜 中島健人
当然こんなものもまともに観られなかった。
髭の生えたケンティーが質問に答えるあの動画も、まるで隣に寝ているかのような最後の少しかすれた声で「おやすみ」という動画も、何か見てるこっちが恥ずかしくなっちゃって全然まともに見られなかった。
中島健人をみて「キュン」とする事は一度もなかった。
格好いいのに、信じられない程足が好みなのに。
でも急にケンティーがグラスでお水を飲む時の手の大きさに気付いてしまった。
そこへとどめを指すKTTの4周年動画。
彼は移動中の車の中で動画をとってKTTにあげてくれた。散々何かの話しをして、本題のKTTの話しをする所でトンネルに入ってしまう。
トンネルの中だから当然真っ暗、最初は少しだけ明かりがあって「何かこれかっこいー!」とテンションの上がるケンティー。
「そうだねーケンティーはこういうの好きだよねー」
なんてボケっと見てた。
そしてついに真っ暗になる。
そこで彼が
「あっははっ↑」
と笑う。私はこの「あっははっ↑」が無理だった。え?この今笑ってる人ってケンティー?
私はケンティーに性別はないと思っていて、ケンティーはアイドルで、ジャニーズで、プリンセスで、ケンティーだから。彼はかたくなに自分の恋愛対象を女性だと認識している潜在意識がよく見えるけれど、それでも私の中でケンティーはケンティーという種類の人間で「男・女・ケンティー」位のカテゴリ。
でもその動画の「あっははっ↑」この笑い方だけで、彼は私の中で「普通になんか成人男性」になってしまった。
ついでにいうと風磨ちゃんは「イキった男子高校生」というカテゴリだし、勝利ちゃんは「中学3年生」だし、まりうちゅは「いくつになろうが天使」だし、聡ちゃんは「深く知ろうとしてはいけない19歳」だ。
これは彼らがいくら年齢を重ねようと、いくらビジュアルが変わろうと、きっとジャニーズをやめる事がない限り一生そうだ。
もしかして私はケンティーを普通にこの世に存在する成人男性だと思ってる…?!と日々困惑していた。
思えば、私のヒロム担とよく話していた「アウト」な妄想が具現化された「PAGES」での「Because of 愛」。
これはアウトだった、だって私の想像した通りの衣装を着たケンティーが画面の中であざとく「声出せ」的なメッセージを発信してるんだもん。
「もしかして脳内を見られている…?」
と思わざるを得ない程にドンピシャだった。
きっとあの時から始まってたのかもしれない。
真っ白なあの衣装からの、恐怖のBecause of 愛、俺だ俺だ俺だと言わんばかりの令和のっかりひとりっ子遊びに、突然の金髪。
ヴェルサーチのシャツに南京錠…もはや私に好かれたくてやってんじゃねえか?!
と、思わざるを得ない程の怒涛のアプローチだった。(違)
ケンティーの私服が死ぬほど好みで、いや袖は通せよとは思うけど、サングラスまで好みに合わせてくるのは良くない。
そんな事より最近のケンティーはちょっとプリンセス感がすごいよね。
思ったんだけど、神宮寺勇太も最近きまぐれプリンセス感がすごいの。
これって一人っ子の特徴なの?って思うような所があって、彼らは何故だか「一人だけすごく面白い瞬間」があって「一人だけすごく楽しい時間」がちらっと出てしまうんだよね。
かわいい。(結局)
このstayhomeからこっちの期間、私は普通に仕事があったし、何なら以前より忙しくて勝手にstayhomeして動画だの企画だの出してくるジャニーズが本当に鬱陶しかったんだけど(おい)。
ジャニーズがないとお姉さん死んでしまうので頑張って事務所存続させてね。
久々に2017のサマパラ、「 Mission:K 」を鑑賞し、可愛い可愛い浮所飛貴くんの歌っていたカレカノ!!の本家を久々に見た。
真顔で高速ラップをキメ、ついさっき脳天撃たれて(演出)、さっき棺の中から生き返った(舘様を犠牲に)ナポレオン(衣装)とは思えない程の情緒だった。
真顔の高速ラップが始まった途端、私は爆笑して確信した。(本当はオープニングから笑ってた)
良かった、私はこれでまだ生きていける。
おしまい。